『「美しい広商生」を目指して』

本今年4月に本校の第29代校長に着任された、山田剛司校長先生が「広商会報VOL.68」に現野球部員にとって大変大切な考えを掲載されていらしゃいます本
ぴかぴか(新しい)抜粋してご紹介いたしますぴかぴか(新しい)


〖抜粋〗・・・広商の野球はすごいと実感した昭和48年の全国制覇のことです。カウント2-2からのスリーバントスクイズ、広商野球は小技を絡めた緻密な野球とか、精神野球とか言われてきたようですが、私は、1点を取るために考えに考え抜いた究極の戦法を実際にやってみせるのが広商野球であると思うようになりました。この野球は、金属バットの使用で1点の重みが薄れていくにつき、次第に注目されなくなったように感じていましたが、昭和63年に再びその神髄を世に知らしめました。相手を読み、相手のチャンスをつぶし続けて、そこに生じたわずかな隙に乗じて勝にゆく、考えて考え抜くことがチームに浸透していなければできないことだと思うのです。・・・
posted by クラブOB会 at 2015年04月20日 12:00 | 広商野球

広商野球部員心得

 荒仁井芳衛OB会長(30期)草稿【昭和43年8月:1968年】

一.広商野球部員は精神野球に徹すべし
  日々一挙一動を精神修養と心得、自らを律すべし。特にグランドは精神野球修練の道場にして
  命がけの真剣勝負の錬成の気持ちを以って臨むべし、全精神を傾注する一の練習は並の十の練習
  に勝る事を知るべし
一.何処にも勝る猛訓練こそ、広商野球を確立する唯一の方法なり。
  血の出るような猛訓練あってこそ幾多の輝く球史が樹立されたり、先輩のやった事がやれぬ筈はない
  倒れるまでの猛訓練叱咤激励こそ勝利の道である。如何なる鍛えにも耐え抜き堅忍不抜必勝の信念と
  技術を体得せよ。「ファイトなき者は去れ」
一.練習に於いては常に頭を働かし、工夫をこらし一球一打一プレーにも常に反省を加え短所は直ちに
  矯正し合理的で能率的な練習に励むべし、寸秒も無駄なきを期すべし。
一.其の他心得るべき事項
  1.道場たるグランドは無論、部室及び周辺の清潔整頓を徹底し一片の塵無きを期すべし。
  2.グランドの手入れは部員全員で之を行い特に上級生は率先範を示すべし。
  3.野球用具に心を通わすべし、心通えば生きてくる。用具は心の鏡なり一点の曇り汚点無き様愛情
    を以って保管手入れを徹底せよ。
  4.諸動作を機敏活発にユニホームの着替えは五分以内とし一刻も早くグランドに飛び出すことグランド
    においては三歩以上全力疾走すべし。
  5.暖かいチームワークは勝利の基、上級生は下級生を愛護し下級生は上級生に礼を尽くしチーム一体の
    チームワーク作りに隙あるべからず。
  6.何でも「ハイ」は判ってない証拠、分らぬ事は静かに尋ね常に理解してプレーせよ。
  7.マナー躾の良さは広商伝統の美風なり、プレーは学生野球のマナーに徹し試合中に於ける野次的言動
    は絶対あってはならない。
  8.練習中はプレーに徹し要らざる挨拶等はせざること。
  9.無理は禁物、体の異変は直ちに申し出て早期診断治療に徹しチームに迷惑をかける事なきようを期す
    るべし。
 10.チームは一体なり、悩み事等ある場合は部長・監督・コーチ・上級生に相談し早期に解決し、常に明
    るく暖かいチームワークで一名の落伍者無き様励み合う事。

    以上の如く技術・根性・マナーとチームワーク作りに徹底した猛訓練こそ広商の精神野球根源たる
    思いを馳せ、日々血みどろな錬成に精進すべし、為せば成る、やれば必ず出来る。
posted by クラブOB会 at 1968年08月01日 10:00 | 広商野球

広商野球とは

広商野球とは、野球というものを研究し新しい野球をたえず考え行なうこと。


≪結果確認≫――>≪原因分析:気持≫――>≪具体策/手段方法:工夫・アイディア≫――>≪実施:ヤル気・努力≫――>≪結果確認≫ 繰返し
posted by クラブOB会 at 1910年08月01日 11:00 | 広商野球