【10-02】OB便り

本つながる「広商野球」OB15人が広島県内で監督 中国新聞に掲載されました本
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 戦前から広島県の高校野球界をけん引してきた広島商。今夏の時点で、県高野連に加盟する99校のうち、同校出身の監督は15人で最も多い。緻密(ちみつ)でそつのない「広商野球」を学んだ選手が指導者となり、広島の高校球界に貢献している。
▽指導法・人脈生かし実績
 15人は2位の広陵の4人を大きく引き離す。今夏の広島大会ではベスト16のうち、7チームの監督が広島商出身だった。
 最年長は如水館の迫田穆成(よしあき)監督の71歳。最も若いのは呉商の荒谷忠勝監督の34歳。50代以下の12人のうち11人は教員としてグラウンドに立つ。
 広島商OBの監督が増えたのは、同校出身で2006年に死去した故畠山圭司氏の教えがある。畠山氏は教員として母校に赴任。通算18年、監督や部長を歴任した。「広商野球部に在籍した者は、野球界の指導者として要請される」と、同校野球部100年史につづっている。
 畠山氏以降、約30年間は野球部OBの教員が少なかったこともあり、部員に大学進学と教職選択を勧めた。その結果、50代前半より若い世代で教員志望者が増え、指導者として県内各校に赴任した。
 代表格が46歳の小田浩監督(総合技術)。西条農を率いて1991/1993年に夏の甲子園に導いた。総合技術でも2007/2008年に夏の広島大会で準優勝。「広島商で学んだことがベースになっているが、選手の特長を見極めて指導する。『基本に忠実に』を大切にしている」と明かす。10月の秋季中国地区大会は3位で初の選抜出場に望みをつないだ。
 呉商の荒谷監督は、高校時代に受けた指導法にあこがれ、高校野球の監督の道に進んだ。「技術よりも心が大切だと学んだ。野球に対する心構えの指導を徹底している」。練習試合や合同練習なども広島商人脈を生かし、レベルアップを図る。今春の広島県大会で39年ぶりに4強入りを果たした。
 如水館の迫田監督は選手、監督として夏の甲子園を制した。「(後輩たちに)頑張れという気持ちはあるが、ライバルでもある。まだまだ負けられない」と息巻く。
 盈進の野球部長を務めた経験を持つ、県高野連の阿蘇品太浄理事長は「各監督とも選手時代に学んだ広商野球をアレンジし、独自色を出しながら、広島の高校野球界を盛り上げている」と評価している。
 広島商は2004年の夏以来、甲子園から遠ざかる。好敵手・広陵の充実や、広島商OBが指導者として力をつけ、母校の前に立ちはだかっているのが要因だ。「広商野球」は、のれん分けされた形で県内に広がり、伝統が引き継がれて新たな歴史を刻んでいる。

◎迫田 穆成(71) 如水館 【甲子園】広島商6回・如水館7回
◎迫田 守昭(65) 新  庄 【甲子園】広島商2回
◎桑原 秀範(64) 広島商 【甲子園】広島商4回・堀越学園5回
◎大前 芳隆(51) 祗園北
◎上原  隆(49) 黒  瀬
◎小田  浩(46) 総合技術 【甲子園】西条農2回
◎沖元 茂雄(45) 広島工
◎沖本 滋紀(45) 安芸南
◎折田 裕之(44) 高陽東 【甲子園】広島商1回
◎堀尾 和司(43) 加計芸
◎印牧  隆(43) 呉  工
◎高  英治(41) 神辺旭
◎北須賀俊彰(41) 尾  道
◎桧山  忠(36) 尾道商
◎荒谷 忠勝(34) 呉  商
posted by クラブOB会 at 2010年11月09日 09:00 | Comment(0) | OB便り
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